トライアスロン挑戦者必見!実体験から失敗回避の5つのポイント no.86



先日、地域でも有名な美しいビーチで開催される人気のトライアスロン大会に今年も出場してきました。



僕にとって3回目の参加となるこの大会では、上位を狙うの訳ではなく、「今の自分がどこまでやれるか」を試す、自分試しです。そして最大の目標は、今年も家族と一緒にゴールテープを切ることです。



しかし、レースは予想外のトラブルの連続でした・・・
スイムでの深刻な過呼吸が襲い・・・バイクでのまさかの周回ミスがあり・・・

今回は、そんな失敗だらけのレースで得たリアルな教訓と、そこから見えた課題解決のヒントを発信していきます。

トライアスロンに挑戦中の方、これから始めたいと思っている方にとって、きっと役に立つ情報があるはずです。




教訓1:道具の限界は命の限界・・・ウェットスーツとバイクの適切な更新時期

早朝3時に起床して会場へ出発しました。

しかし、スタート前の準備段階で、今回のレースを左右する大きな不安がすでに出てきていました。

「 限界を超えたウェットスーツ」
今回着用したのは、18年間使い続けてきたウェットスーツです。古いため劣化が進みゴムも固くなっているため、体型に合っておらず、着るだけで窮屈です。破れも目立ち、泳ぎのパフォーマンスを著しく低下させる原因になりました。

「安全面に不安のあるロードバイク」
バイクも19年使ってきています。専門店のスタッフからも「安全面を考えると、このままレースに出続けるのは危険」と言われました。

トライアスロンは、機材への投資が不可欠なスポーツです。
特にウェットスーツやバイクは、パフォーマンスだけでなく、自分の安全に関わります。「まだ使えるから」と古い機材を使い続けることは、重大な事故のリスクを高めるだけかもしれません。

「自分に合った一着で泳ぎが変わる!ウェットスーツ選びのポイント」
ウェットスーツは、浮力確保や体温維持だけでなく、適切なフォームをサポートする重要な役割を担います。窮屈すぎるものは呼吸を妨げ、大きすぎるものは水の侵入を招きます。必ず試着し、自分の体型にフィットするものを選びましょう。


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「安全とパフォーマンスのためのロードバイク」
高価な買い物ですが、信頼できるバイクは安全なレースをするために必要です。
専門店のセールや中古品も視野に入れつつ、自分のレベルと予算に合った一台を見つけることが重要です。


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教訓2:スイムでのパニックは誰にでも起こる。過呼吸のリアルな実態と克服法

第2ウェーブでレーススタートしました。しかし、海に飛び込んだ直後、強烈な!強大な!過呼吸に襲われました・・・

クロールが全くできず、息が続かないので仕方なく平泳ぎで進むものの、一向に呼吸は落ち着きませんでした。

結局、全3周のうち2周のほとんどを平泳ぎで泳ぐという、過去最悪のスイムパートになりました・・・ショック・・・

タイムは自己分析で約35分。この深刻な過呼吸は、次への大きな課題ですね。

今回の過呼吸から得たことは・・・

ウェットスーツの不適合: 胸部を圧迫し、呼吸を浅くしていた可能性が高い。

練習不足: 海での実践的なトレーニング(オープンウォータースイミング)が不足していた。


パニック時の対処法: 無理にクロールを続けず、平泳ぎに切り替えた判断は正しかった。平泳ぎは心拍数を下げるので、まずは呼吸を落ち着かせることが最優先です。



教訓3:トランジションは第4の種目。ウェア選択が明暗を分ける

なんとかスイムアップし、トランジションエリアへいきます。

ウェア選択の重要性
ウェアは、昨年と同じセパレートタイプの2ピースウェアを選びました。ワンピース型のトライスーツも持っていますが、僕の場合は以下の理由で2ピースを選んでいます。



体感温度 お腹のところからウェアをパタパタさせると風が入り、体温調節がしやすい。



特に暑い日のレースでは、通気性の良い2ピースタイプにメリットを感じます。

ワンピース型は空力に優れ、セパレート型は着脱や体温調節がしやすいという特徴があります。
レースの距離や気候、個人の好みに合わせて選びましょう。


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教訓4:周回コースの罠。サイクルコンピュータの過信と数え間違いを防ぐ方法

バイクパートは、約5.7kmのコースを7周回する40kmです(約39km)。しかし、僕はここで最大のミスをします。



8周走ってしまったのです・・・


周回ミスが起きた原因は・・

数え方の勘違い: 「0周、1周…」と数え始めたため、1周多くカウント。

サイコンデータのリセット忘れ: 前日の調整走行のデータが残っていて、距離の把握で混乱した・・・

周回不足は失格ですが、多い分には失格にはなりません。「スイムの遅れを取り戻し、自分を試そう」と、間違いに気づきながらも8周目を走り切りました。結果、バイクパートは約1時間39分。
余計な体力を使ってしまいましたが、これもまた経験ですな・・・


周回ミスを防ぐための対策としては・・・

サイクルコンピューターのラップ機能活用: 1周ごとにラップボタンを押し、周回数を正確に記録する。

周回バンドや輪ゴム: ハンドルに周回数分の輪ゴムを付け、1周ごとに外していくアナログな方法も確実です。


また、レース中にボトルを落としてしまうミスもありました・・・
後続の選手を危険にするので、深く反省しています・・・ホールド力の高いボトルケージを選ぶことも重要です。


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教訓5:レースの本当の目的を見失わない。最大の力は「応援」です

バイクパートが終わり、いよいよ最後のランパートへ入りました。 5本指ソックスは履くのに時間がかかるため、裸足にシューズのスタイルを選びました。そして補給食をとり、スタート!走り出します。


ランパートで使用したシューズは・・・

シューズ: アシックス S4-YOGIRI。厚底でフルマラソンを4時間以内に走ることを目的にして制作されたシューズ。地面からの衝撃は少ないですが、走り出しから良い反発を感じられました。


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補食: アミノサウルス。カフェイン入りのジェルで、最後の粘りを引き出します。


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幸いランは得意種目です。海岸線沿いの美しいコースで、次々と前方の選手を追い抜いていきます。しかし、右足が攣りそうな気配もあり、油断はしませんでした。

スイムで遅れ、バイクで消耗し、それでも心が折れずに走り続けられたのは、間違いなく沿道で待つ家族の存在があったからです!

「完走して、家族と一緒にゴールする」

タイムよりも大切な、このレース最大の目的が、最後の力を引き出してくれました。



そして、ゴールゲート手前で待っていてくれた家族4人で手をつなぎ、ゴールテープを切ることができました。

タイムは3時間半前後。

決して満足のいく結果ではありませんが、最高の瞬間でした・・




「これで最後のトライアスロンになるかもしれない」と思いながら臨んだ今回のレースですが、数々の失敗を乗り越えてゴールした今、不思議と「また挑戦したい」という気持ちが出てきていました。


まあ次回はどうなるかはまだ不明ですが(バイク次第ですけど・・)次に向けての課題は明確です。

ウェットスーツの新しくする

オープンウォータースイム練習をしておく

バイクの整備と周回ミスを防ぐ


これらの課題を一つずつクリアし、もし来年もこの場所に帰ってこられたなら、また最高のゴールを目指したいと思います。
次回はタイムもきっちり取り返します・・・

最後まで読んでくれてありがとうございました。

次回も、よろしくお願いします。


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